第2回「ハックロムを作ろう」



それではハックロムを作ってみよう。


どうやったら作れるの?


知ってるくせにこの野郎。


知ってても知らないふりして聞かないと先に進まねぇだろ。狩るぞコラ。


うっ。わかった。金ならある。いくら欲しいんだ。


いいから講座を始めろよ。


うむ。すまんな。どうも歳をとると判断力がにぶるな。
それではハックロムを作る順序を説明しよう。

2−A「必要な物をそろえよう」



まずは「必要な物をそろえる」のじゃ。
パンだって小麦粉や卵がなければ作ることは出来ないね。
だからと言って小麦粉と卵だけでもできない。


イースト菌だね!


今はそんな話をしてるんじゃない。素直に聞け。


ごめんなさい。尊敬しています。

すぐに調子に乗りやがって。材料だけでは出来ないということを言っているのじゃ。
パン生地を焼くには何が必要じゃ?そう、オーブンじゃな。
要するに「道具」が必要なのじゃよ。


なるほど。「材料」と「道具」が必要なんだね。

そうじゃ。まず「道具」から説明しておこう。

ハックロムを動かすには「エミュレーター」がなくてはならない。
この講座ではファミコンのハックロムについて説明してゆく。ゆえにファミコンのエミュレーターが必要じゃ。
ただしエミュレーターだけあっても何もできない。本体だけでは遊べないということじゃ。
ゲーム機は本体とソフトがあって初めて遊べる。まあ本体で積木遊びなどはできるがな。
「エミュレーター」が本体なら「ソフト」はロムイメージ。ロムイメージについては次に説明する。


このページを読んでる人は全員持ってるよね。
まさか携帯電話や家庭用ゲーム機の類で見てる人はいないよね。

そう願いたいな。もし「エミュレーターって何?」という人がいたら、こんなページを見るよりエミュレーターについて 調べる方が先じゃ。もちろんわからないからといって人に聞きまくってはいかんぞ。
学校の先生だって「自分で調べましたか?」と言うじゃろう。
なにもわからないのだったら一日潰してでも調べることが大事じゃ。

話がずれたな。
「エミュレーター」はファミコンのゲームが動くものなら何でも良い。
NESエミュレーターとファミコンエミュレーターの2種類があるがここではどちらでも良い。
一番手っ取り早いのが「NESticle」じゃ。
はっきり言ってこれさえあれば「遊ぶ」ことには事欠かない。
ただし「NESticle」が優れているというわけではなくて、これでしか説明のしようがないのじゃ。スマン。


バカなんだね。


んあ?お前マジで殺すぞ。老い先短い人間なめんな。


ふーん、NESticleかぁ。どんなのかなぁ?

まぁこれは各自「持っている」ということで話を進めていく。
「持っていない」、もしくは「使ったことがない」という人は自分で調べてくれ。
最低限の知識を身につけてから次のステップに進んでも遅くはないからの。

ここではこのNESticleを道具として扱う。本体としては扱わない。
はいコレ大事。試験に出ます。なんちゃって。



・・・・・・。

はっはっは。笑っておけ笑っておけ。

NESticleだけでもハックロムを作ることが出来る。
じゃが、その他にバイナリエディタがあった方がよい。というか必須じゃ。
NESticleをお絵かき用具、バイナリエディタを筆記用具と考えてもらいたい。


NESSPRは?


ジャマをするな。それは後々紹介していくのじゃ。
ネタばらしをするやつはこうじゃ。ボカスカ。


私が悪かったです。


体で覚えたな?もう余計な口は挟むな。おとなしく聞いていろ。


ラジャー。

よし。
そういうわけで最低限必要な物はわかったな。
バイナリエディタについてはオンラインソフトがたくさんあるサイトに行って、自分でいろいろ入手してくれ。 いろいろ使う事によって自分にあった物、使いやすい物を選んでおくれ。
NESticleはエミュレーターの情報サイトに行って「NES」の項目を見ればだいたい入手できる。



そっかー。
でも道具だけあっても出来ないよね。


良いこと言った。さすがワシの孫。
そうなのじゃ。いくら道具をそろえても材料がないと話にならん。
そこで次回はその「材料」について教えていこうと思う。


次回が楽しみだね!


次回は「ロムイメージを作ろう」です!

     
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